【メルマガ】かなめーる vol.263

掲載日:2015.11.20

 かなめーるのみなさん、こんにちは。


 秋のこの時期に国会が開かれないのは、私の国会議員生活でも記憶にありません。憲法53条は、「開催できる」ではなく「開催しなければならない」とあるのに、なぜこういうことになってしまうのでしょうか? 安保法制以来、安倍内閣は憲法を本当に軽く扱っています。危うい政治と言わざるを得ません。同時に、「TPP大筋合意」のことや「もんじゅ」、「軽減税率」あるいは千葉市の場合には「指定廃棄物」のことなど、国民が国会で審議を期待するテーマは沢山あり、国会を開かないということは、国民の「知る権利」が奪われていることを意味します。


 しかし、安倍総理がいかに国会での説明責任をかたくなに拒んでも、最新の経済データは雄弁です。GDPの7-9月の速報値は、様々な事前の予測を下回り、実に年率で0.8パーセントのマイナス成長。しかも二期連続です。待たされ続けたアベノミクスの第三の矢は結局姿を見せずじまいに終わり、今度は「新三本の矢」。既に現実の数字は景気後退局面というべきで、アベノミクスの失敗は明白です。年金財源を株に注ぎ込み株価引き上げに血道を上げたアベノミクスは、庶民の暮らしを決して楽にはせず、しかも母子家庭をはじめとした格差と貧困問題を深刻化させています。


 もちろん批判だけでは不十分です。今、私たち民主党は来年の参議院選挙を見据えて、アベノミクス後の、成長戦略と分配政策を策定しています。分配無くして成長無し。将来を見通せる暮らしの安心があってこそ、人々はサイフの紐を緩め、真の景気回復が始まるのです。そして、鍵となるのはグリーン、医療・介護そして農業の分野。特に私たじま要は、福島の事故対策本部長時代以来のライフワーク、グリーンなエネルギー環境戦略で民主党の先頭に立ち、ブレることなく、必ずや日本の将来のメシの種を大きくし、地域経済の再生につなげて参ります。


衆議院議員 たじま要


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