【かなめ日記】「パート労働に対する社会保障の充実」

掲載日:2012.03.15


先日の日曜日はちょうど東日本大震災から1周年に当たり、私は地元千葉県が被災地であることから、東京での政府主催の追悼式典ではなく、千葉県旭市で開催された、千葉県と旭市との合同による追悼式典に参列をさせていただきました。大きなスクリーンを通して、天皇皇后両陛下のお言葉はじめ政府主催の追悼式典にも一体感を持って参加させていただき、大変有難く感じた次第です。改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると同時に、すべての被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

この日に何とか間に合わせようと、国会の方では先週まで「福島特別措置法案」の法案修正のための与野党交渉を担当しました。福島県からの強い要望でしたので、与野党交渉がまとまったことは実に感無量であります。現在、参議院での審議中ですので、一日も早く施行され、福島のために生かされてほしいと思っています。

一方、復興とはまた別の大きなテーマ、「社会保障と税との一体改革」に関連して、この二週間はパート労働に対する社会保障の充実をどうするか、が重要テーマでした。現在、私は経済産業部門の部門長を拝命しているため、まさに働く人々の暮らしの安心を強化する要請と、同時に経済状況の厳しい中に置かれている使用者(中小企業など)の負担軽減の要請と、それらの板挟みになる苦しい立場に置かれました。一昨日、厚生労働部門長である長妻昭代議士と、政策調査会会長の前原代議士、そして私の三人で民主党としての最終的な話し合いを行い、その決定内容を小宮山大臣も受け入れることで、最終的に政府与党一体としての具体案がまとまった次第です。

ポイントを簡単に申し上げれば、501人以上の正社員がいる会社を対象に、4年後の4月から、週に20時間から30時間働く、年収94万円以上のパート労働者が、厚生年金と被用者保険(医療)に入るようになる、というものです。

こうした内容を含めて、地元活動として毎週末、座談会を予定しておりますので、奮ってご参加頂ければと存じます。すべての世代の方々にとって少なからず影響のあるテーマです。どうぞよろしくお願いいたします。

たじま要

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