【現地本部長日記】「犬・猫保護の中間報告」
掲載日:2011.07.27
現状報告をします。去る7月4日から新たに具体的な保護活動をスタートさせ、7月16日、17日には数十名のボランティアの方々、獣医師の方々のチームにより集中保護活動を実施、その後も継続的に保護活動を行い、今日現在で約460頭の犬・猫の保護ができております。この数値の中には、これまでの住民の一時立入りに伴い保護されたペットの数も含まれます。
これら保護されたペットは現在、従来からある県の第一シェルターと新たにオープンした動物救援本部直轄シェルターに保管されていますが、県の第二シェルターも8月中旬には使用可能となる予定で、それを踏まえて次回の集中保護活動も検討しております。第一シェルターはもともと満杯状態でしたので、ここから一部のペットを環境の良好な直轄シェルターに移し、また福島県獣医師会のご尽力でペットの一部はシェルターから動物病院に移されています。
警戒区域圏内に残る犬・猫の数は正確には把握できていませんが、まだ一千頭ほどいる可能性もあると考えています。そしてそれら犬・猫の多くが野生化し、子どもも生まれているという報告もあります。餌に関しては関係者のご協力で警戒区域内に定期的に配置をしているのですが、まだ不十分だというお声もありますので、その対策強化も検討中です。夏の暑さの中、屋外での保護活動は困難な季節ではありますが、飼い主にとっての大きな心の支えでもあるペットをできる限り保護できるよう、引続き取り組んでまいりたいと考えております。
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