桜の季節
掲載日:2020.01.06
新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。そして本年、令和2年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の通常国会は1月20日からの予定ですが、昨年に大臣職を辞任したまま本会議場に一度も姿を現さなかった2人の議員も、桜を見る会の当事者である安倍総理自身も、そして昨年末に出てきたカジノ贈収賄疑惑の渦中の国会議員らも、まずは開会後速やかに国民が納得のいく十分な説明を果たす必要があります。
桜と言えば受験生を思い出す人も多いと思いますが、先の国会では大学受験生の英語や国語、数学の試験制度に関して、受験生に多大な苦痛を与えるような制度改悪がなされるところでありました。
多くの高校生も国会に駆けつけ悲痛な声を上げてくださいました。受験生らと一体になった野党の取り組みにより、3教科の制度改悪がまずは全て白紙撤回された事は大きな成果でした。
ところで、今年もまた、桜の開花が季節はずれの時期に早まるのかもしれません。世界では地球温暖化に対する危機感が急激に強まっており、スウェーデン人の若き環境活動家グレタトゥーンベリさんの言動が注目されています。日本でも先進諸国に大きく遅れて、ようやく本年7月からレジ袋の有料化が始まる方向でありますが、これはささやかな始めの一歩に過ぎません。
瞬間最大風速57.5メートルで千葉市に上陸をした昨年の台風15号も、その破壊的な威力は、日本近海の海水温の上昇がもたらしたものだと言われています。温暖化はすでに私たちの暮らしへの現実的な脅威となりつつあり、温暖化対策は待ったなしなのです。日本全体の1割の温室効果ガスを排出していると言われる千葉県から率先して、新しい生き方暮らし方をリード・発信していければと思います。
今年は夏にオリンピック・パラリンピックを控えながら政治は激動の1年になることが予想されます。先の国会で実現した野党の共同会派を少しでも前に進めて、与党と対峙のできる大きな塊を作れるかどうかが正念場です。地域をしっかりと回り、まもなく始まる国会に備えたいと思います。皆様には、令和2年がお一人お一人にとって実り多き年となりますよう心からお祈り申し上げます。
衆議院議員 たじま要
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