【メルマガ】かなめーる vol.241
掲載日:2014.08.06
(8月6日執筆)
かなめーるの皆さま、おはようございます。今日は8月6日、広島平和記念の日です。先ほど、朝5時から、朝起き会でご挨拶をさせて頂き、自宅に戻りました。日本人にとっては忘れ得ぬ日、忘れてはならない日であり、人類にとっては2度と繰り返してはならない日であります。
「ひばく」という言葉の漢字は二通りあります。一つは「被爆」、原爆による被爆です。そしてもう一つは「被曝」、原発による放射能被曝です。違いは、「火」が見えるか否か、根っこは同じだと漢字が指し示しています。
去る6月、東京電力福島第一原発の4号機に入りました。空間線量は千葉市のそれのおよそ千倍。それでもまだ人間が近づけるだけいい方で、3号機などでは人間が近づくことはできず、今後の作業はすべて遠隔ロボットによって行わざるを得ません。また、先月にはフィンランドのオンカロに地下300メートルに今後10万年間、放射性廃棄物を埋める現場を視察しました。
この二つの現場を体験して感じることは、核は人間の手に余る、手に負えない、ということです。ドイツは、宗教家、哲学者も加わった議論を経て、「核は倫理に反する」として、2022年までの脱原発を決断しました。
世界を見渡せば、日本や途上国を中心に、原発は増え続けています。「核の平和利用」を唱えながら、原発が多くの国で増え続け、いつの日か、プルトニウムがテロリストの手に渡るリスクはどんどん高まっていると感じます。そして、このことは、今不安が高まっている集団的自衛権の議論とも、決して無関係ではありません。
今日の日の意味を胸に刻み、世界の平和のために全力で頑張って行く決意を新たにした次第です。
なお、先日7月31日に民主党は両院議員懇談会を開き、海江田体制の継続を決定いたしました。私がかねてより主張していた代表選挙の前倒しは、多くの仲間の賛同を得ましたが、残念ながら代表のご決断には至らなかったのです。不本意な結果ではありますが、組織人として、一旦決まったからには、また気持ちを新たに、民主党が少しでも真に国民に寄り添った政治を実践出来るよう、微力ではありますが、全力で取り組んで参る所存です。
衆議院議員
たじま 要
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