【メルマガ】かなめーる vol.208

掲載日:2013.03.04

かなめーるの皆さま、こんばんは。

ひな祭りの夜です。我が家にも小6の長女と小3の次女がおりまして、それで小さなお雛様が居間に飾ってあります。今日は少し時間が取れたので、家族で昭和の森に梅を観に行こうかと話したのですが、長女は「行きたくない」と言い出し、結局長女は家で留守番、長女以外の4人だけで行って来ました。子どもは成長と共に親との行動をしなくなるものとは、頭では分かっていても少し淋しいものですね。その点、妻の方が頭が柔らかいのか、「小6にもなればむしろそれが普通じゃないの?でも女の子はまた高校生くらいになると戻ってくるのよね」などと言ってのけます。まあ、何が正解かは分かりませぬが。

さて、国会ですが、補正予算が済み、来年度当初予算の審議が今秋から衆議院で始まるところです。目下、絶好調の安倍政権ではありますが、民主党にも「健全な野党」勢力としての役割はあるわけですから、いつまでも総選挙の敗北に打ちひしがれている暇はありません。かといって、いたずらに政権の足を引っ張る野党ではいけないのは言うまでもなく、その辺の間合いが大切になってきます。恐らく、絶好調のアベノミクスに死角があるとするならば、デフレ解消目指して、2%のインフレターゲットを設定して、為替も相当円安に進んだわけですが、それだけで景気がすぐに良くなる訳も無く、他方で暮らしのコストは多くが輸入に依存しているがゆえに、即効性をもってガソリンだの小麦だの値上がりが始まる、即ち、アベノミクスが国民生活を追い詰めてしまうリスクだろうと思います。野田政権時代の与野党合意に基づく消費税の引き上げ時期をあと一年後に控え、国民の暮らしを守るための野党らしい提言を行ってまいる所存です。

法案の関係では、一つ私が極めて重要な仕事をさせて頂いています。先週の金曜日に「インターネット選挙運動解禁法案」を私が筆頭の提出者として、みんなの党と共同で衆議院に提出させて頂きました。世界の先進国の中で日本だけが、選挙運動にインターネットが禁止されているという異常な状況を解消するための法案です。この間、与野党協議を重ねて来たのですが、どうしても考え方の溝が埋まらない点が残りました。それがメールの一般有権者への解禁です。ホームページやブログ、ツイッターやフェースブックと、これら全てを解禁しようとするのに、唯一メールだけは候補者と政党等に限って解禁、つまり一般有権者には解禁しないというのが与党の主張なのです。こうした変な制約をこの期に及んで残すことには私たちは反対です。そもそも、ネット解禁は主権者たる国民のための解禁であるはずであり、「候補者と政党等のみ解禁」という発想は本末転倒です。国民に見える形で委員会審議をさせて頂き、引き続き与党に対する説得の努力を続けてまいります。

先日、幕張メッセで開かれた燃料電池の国際展示に行って参りました。これからの日本の成長と発展のカギを握る分野の一つであります。民主党政権下でも、再生可能エネルギーや蓄電池技術と並んで予算や規制改革でしっかり応援いたしましたが、安倍政権下でも引
き続き総力挙げて推進してもらいたいものです。環境に配慮した、地域分散型のエネルギー社会、スマートシティを作り上げることが、これからの日本の国造りの大きな方向性であります。私も国内外を飛び回って、そうした国造りのお役にも立ちたいと考えております。今後もご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

衆議院議員
たじま 要

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